Bamberg Symphony – Eduard Resatsch

– REFLECTIONS OF HOPE. A symphonic answer to the Corona pandemic

 

バンベルク交響楽団 -エドゥアルド・レザッチ作曲

『希望の反映 コロナパンデミックへの交響的返答』

友人のチェリストで、バンベルク交響楽団メンバーのエドゥアルドからすごい音楽が届きました。

彼自身の作曲による交響的断章をバンベルク交響楽団の演奏で。ヴィデオの編集もなかなか衝撃的です。

エドゥアルドはウクライナ出身。彼とは、私はポーランド語で話し、彼はロシア語とポーランド語のまざったような??、もしかするとウクライナ語とポーランド語の合成かもしれませんが、それでもよく意思の疎通ができて、日本でも2回チェロとピアノのリサイタルをしました。

ショパンのチェロソナタを弾くことができたのは、Eduardのおかげでもあります。

弦と弓のコンタクトが絶妙なので、エドゥアルドのチェロはものすごくよく鳴ります。サン・サーンスの『白鳥』も音量的にはまったくフォルテ!

バンベルク交響楽団でのチェリストとしての活動の合間に、現代曲の作曲を手掛けていると聞いていました。すごい才能だなぁと思う。

彼のご両親はお二人とも耳が不自由で、エドゥアルドのチェロの音を聴くことはできないそうです。でも、ご両親は彼がチェロを弾いている姿を見て、その演奏を心の耳で聴くことができるでしょう。演奏は、目から入る視覚的な映像と、耳からの聴覚で得る音と、両方で理解するのですから。

Bamberg Symphony – Eduard Resatsch – REFLECTIONS OF HOPE. A symphonic answer to the Corona pandemic

 

そしてもう一つ。。。

これはずっとずっと以前にブコフスカ先生のお宅で偶然見て、私たちは何もマーラーのことなどよく知らないのに、感動のあまりテレビの前から動けなくなってしまったという、マーラーの交響曲第2番『復活』の演奏です。

今は亡きクラウディオ・アバドの指揮、2003年夏のルツェルンフェスティバルでの演奏。

フェスティバルオケですが、フルートのエマニュエル・パユや、オーボエのアルブレヒト・マイヤーがいるので、ベルリンフィルのメンバーも多く含まれているのでしょう。

この最終楽章に心打たれない人がいるでしょうか。最後の場面、アバドはマーラーと完全に一体化して、音楽にはこんなにも大きな力があるのだ、ということを思い知らされます。

フィルムの冒頭、これもまた今は亡き指揮者のマリス・ヤンソンスが客席にいるのが映ります。彼の指揮でもう一度生演奏を聴くことができたら。。。大好きな指揮者でした。

Gustav Mahler: Symphony No. 2 “Resurrection” (Lucerne Festival Orchestra, Claudio Abbado)

コロナウィルスの影響による社会の変化によって、心が壊れてしまった人が大勢いるのではないでしょうか。

数日前のこと、電車に乗っていた私のとなりは広く空いていました。秋葉原で乗ってきた一人の女性は、その座席をめがけてやってきて、やおらスプレーを取り出し、座席に広く散布し始めました。2回、3回と。そしてようやく安心したようにそこに腰を下ろしたのでした。

誰がこの女性の行為を責めることができるでしょうか。テレビでは、こういうことをしなさい、と言っているコメンテイターだっているのですから。

座席は除菌はされるかもしれませんが、この人の心は病んでいくのです。この人の心は、社会に扇動されてコロナウィルスではない菌に冒されていくのに、そのことには気がつくことはないのです。

せめても。。。と私は思います。

音楽に心を浄化してもらうことにしようと。。。。音楽にはその力があるのですから。