25日(土)。。。めずらしく???練習し過ぎて首筋がピキーッと固まってしまい、ギクシャクしながら新宿から特急あずさに乗り込みました。背中も痛いし、うっすら頭も痛~い。。。

行先は甲斐駒ケ岳を望む韮崎駅。そこに甲斐駒ピアノサロンの斉藤静雄先生が迎えにいらして下さることになっています。

その斉藤先生、取手市で産婦人科医院を営まれ、医院のすぐ近くに、名サロンとして名を馳せた『斉藤サロン』を20年間続けられたのでした。ピアノと山をこよなく愛するお医者様です。正確には、お医者様でした。

毎年6~8回のコンサートを開催され、ピアノ、チェロ、ヴァイオリン、声楽、室内合奏団、室内楽などジャンルも本当にいろいろ。私もサロン開設当初から演奏させて頂き、このサロンに育てて頂いたと感じています。

そして70才で医院をたたまれ、愛する甲斐駒ケ岳山麓に土地を新たに買われて、このたびめでたく『甲斐駒Music Slon』をオープンなさったのです!

特急あずさは八王子を過ぎて山々の間を走り抜けていきます。

韮崎駅に19時前に到着。新宿を離れてわずか90分なのに、この澄んだ空気。肌になでる風の心地よさ!甲斐駒サロン 韮崎駅からの風景

遠くに見える闇迫る甲斐駒ケ岳まで、さえぎるものは何一つないこの景色。ホームからの眺めにもう感動です!

胸にいっぱい澄み切った空気を吸い込んだら、極小の細胞一つ一つから淀みが消えていき、気力も知力もまた新しく力を授かったよう。

時々都会を離れるべきなんだわ。。。と思ってしまいます。

明日のリサイタルで弾くショパンの幻想曲も舟歌もバラードも、さっきまで頭の中に音が渦巻いていたのに、なんだかきれいにどこか行ってしまった。。。。

駅で斉藤先生と感激の再会です。愛する山々の麓で見る先生は、生き生きとされて、舌のまわりも一層よくなられ、とにかくお元気そう。水を得た魚、いえ、山の力を得たドクター斉藤!

先生の解説によると、ここは八ヶ岳からの溶岩の台地と南アルプスのちょうど間なのだそうです。だから、右に八ヶ岳、左に南アルプスが見えます。周囲には桃畑がいっぱい。甲斐駒サロン 穴山温泉能見荘

今日は穴山温泉・能見荘という宿にお泊りです。この旅館は、「日本百名山」の著者で知られる登山家の深田久弥の終の泊まり宿。碑が旅館の前にたっています。

久弥はこの宿を出発して、山の稜線まで登ったところで、脳溢血を起こして命果てたのだそうです。甲斐駒サロン 深田久弥の碑

南アルプスと富士山と茅ヶ岳に囲まれた地。お庭が見事な宿です。温泉もやさしいお湯。甲府までピアノを習いにいっているというおかみさん手作り料理は、丁寧に作られて心がこもっています。

「四八ごはんと言ってね、美味しいお米ですから召し上がって下さい。」

う~ん、なるほど~。すっごい美味しい!艶といい粒立ちといいすばらしっ!!

そっか、考えてみれば音だって艶と粒立ちが命。こうじゃなきゃね~。

 

→続く