酒井加奈family

2月8日(日)Miyoshiピアノ・メソード演奏会で

私が演奏した曲は、第11 巻の練習曲242b~246指シリーズ、『はずむ指』 『ゆきかう指』 『よりあう指』 『のりこえる指』『はしる指』までの5曲と、練習曲248『虹色の霧』です。

三善先生の曲は、弾けば弾くほど味わい深く、最初に譜読みしたときにはわからなかった音楽としての深みがあり、楽譜を読み取って音楽として表現する難しさを感じました。

レッスンでは、曲の構成や雰囲気、ペダリング、フレージングを意識すること、ハーモニーのバランス、拍を意識すること、また最後の「虹色の霧」ではテンポ通りに弾くのではなく、動きをつける「アゴーギク」(さらっと弾くところと時間をかけるところをつくる)を教わりました。

テンポが速めの曲は、その曲を自分なりに「つかむ」ことができ、演奏に自信も出てきたのですが、2曲目と3曲目のようにゆっくりめの曲は、頭ではわかっていても、フレーズをまとまりよく綺麗に響かせることや、曲の雰囲気を音で表現することがとても難しく、メロディーを歌いながら弾いたり、目をつぶって弾いたり、録音して自分の演奏を聴いてチェックしたりしました。

本番1週間前からは、1回目でよい演奏ができることを目標に練習しました。(何度も練習していると、それなりによい演奏ができるようになるのですが、時間をおいて弾くと、また元通りになっていました…。)

人前で弾くのは本当に久しぶりだったので、とても緊張しましたが、本番前に楠原先生にお会いでき、お声がけいただいたおかげで、少し落ち着くことができました。

本番では、自信のなかった2曲目で手が震えてしまいましたが、後悔しないように、フレーズを意識しながら弾きました。緊張の中で、一音一音を自然に美しく響かせるのは難しかったです。

4練習曲246はしる指 右上がり曲目の『はしる指』では、緊張で本当に指が「はしって」しまいそうになり、「拍をキープ」という先生のお言葉を思い出しながら弾きました。

最後の曲では、この曲で最後だという思いと、少し落ち着いてきたという安心感から集中力が途切れてしまい、音が抜けて慌ててしまいました。練習で「これでいいのかな?」と自信があまりもてない曲は、本番でもやはりそれなりにしか弾けないことを痛感しました。

演奏に迷いがある部分がなくなるまで、練習したり、先生にご指導いただくことが大切なんだな…..と思いました。

今回、本番でのミスを恐れるのではなく、一つ一つの曲をどう弾くのか、目標をもって臨みました。

できる限り良い演奏をしよう、と前向きな気持ちで弾けたことがよかったと思います。

三善先生の曲の多彩さ、美しさを、素敵な生演奏で感じることができ、幸せな一日でした。

酒井 加奈