林秀光記念コンサートVol.3コンサートはいよいよ明日!2015林先生記念コンサートチラシ表

「学ぶ」は「真似る」という言葉からきていると聞いたことがあります。ピアニズムもそうして受け継がれていくものなのだろうと。。。。

林先生から学んだことは、考えてみますと、ピアノ実技はもちろんのことですが、音楽への姿勢、作品へのアプローチ方法、演奏活動の方針、人への接し方に至るまで、それはそれは広範囲にわたっています。

ふと、「林先生だったらこうされるかな。。。。」と考えていることがあります。

明日は、先生への万感の思いを込めて弾きたいと思っています!

当初の曲目を変更して、ショパンの作品3曲を選びました。曲順も時代順に並べ替えました。

♭グランドワルツ 作品34-1  Grand Walts Op.34-1 As-dur

♭幻想曲 作品49 Fataisie Op.49

♭舟歌 作品60 Barcarolle Op.60

さて、この中の幻想曲Op49は大好きな曲ですが、なにか作品のルーツがはっきりつきめないように感じていました。

ポーランドの作曲家カロル・クルピンスキ作≪リトアニアの娘≫(蜂起の歌)など、ポーランドでよく知られる歌が、この幻想曲のベースに存在していると資料にはあります。

また、ショパンの手紙にはこうあります。

「今日《幻想曲》を仕上げました。空は美しいが、僕の心は悲しい。――しかし気にしないでおこう。僕の存在など誰の何の役に立つわけでもない。死後に何が起こるかを見るまで待つことにしよう。」ショパン 1841年10月20日

ようやく、この“幻想曲”を仕上げることができたというい特別な思いがあったと思われます。この時ショパンはまだ31才というのに、すでに“死”を意識の中に置いている。この曲からショパンの作品は大作が多くなり、明らかに幻想化していきます。

ショパン自身の演奏について、弟子のレンツの証言があります。

「行進曲風な導入部において、18小節のエンハーモニック転調をショパンはテンポを守って弾いていた。そのおかげでこの部分はますます魅力的に仕上がっていた。」

自筆譜ももう一度眺めてみました。

f-mollの葬送行進に始まり、As-durの昇天していくかのようなアルペジオで終わりを迎える。ショパンだけが成し得る手法ですね。ショパン幻想曲