今年の千鳥ヶ淵の夜桜。。。🌸

うーん、それにしても寒いっ。

桜の美しさをもってしても、花冷えの夜・・・この寒さに手がかじかみます。ダウンコートをしっかり着込んでいる人たちもたくさん。

それでも・・・

都心にあってこの幽玄な美しさは息をのむほどです。

対岸の桜は、お濠になだれ込むように枝を広げ、水面に白い光を投げかけます。

手前側は濃くピンクにライトアップされ、男性的な幹が力強く伸びて、花びらがそれを囲みます。

今年はいくらか曇りで風があるので、お濠の水面は細かく波立ち、逆さ桜は映らずです。

 

そうだったわ。。。昨年私が見た日は、夜も雲ひとつなく、無風状態で、お濠が黒い鏡面となって逆さ桜が見事でした。

水面を境にして上下シンメトリーに桜が映し出され、現実と幻想の私の意識の境もまた曖昧になりかけたのでした。

逆さ桜は、お濠の底の戦没者の魂を呼び覚ましているのか、鎮魂しているのか・・。

ロマン派時代のバラード。オンディーヌ伝説。。。

 

いえいえ、そんなことはない。

ここは東京。遠くに見える高層ビルの光が現実なのです。

これで平成の夜桜は見納め。。。🌸

来年からは『令和の桜』ですね。。。🌸

楠原祥子