6月2日(土)広島県呉市でのステップとトークコンサートの日です。

朝、バスタオルを浴槽の上にかけようと浴槽のふちに上った途端。。。

ツルッ、ゴガ~ン、ドド~ン

イタタタ・・・痛い・・あまりの痛みにしばし息もできずでした。

それでもどうにか立ち上がり、ピアノをさらいに戻ったのですが、弾くなどもってのほか、とても無理。

数時間後には広島行きの飛行機に乗るはずなのに、腕を伸ばすことも、椅子から立ち上がることもできないではありませんか。

くしゃみをしたら、もうもうもう、体中を稲妻に貫かれた痛みが走り、5分はまったくそのまま動けなくなり、あまりの痛さに血の気が引いていきました。

後でどこかのサイトを見たら、肋骨骨折において「くしゃみ」は死を意味する、と書いてあります。ホント、大げさでなくまさしくその通り。どんなことがあってもくしゃみだけはしてはならないと肝に命じたのです。もちろん咳も。

とにかくコンサートの穴をあけることはできないという義務感だけに操られ、電車に乗り、モノレールに乗り、飛行機に乗り、バスに乗り、ようやく。。。

ようやく、夜の9時に広島県は呉市、駅前のホテルに到着したのでした。

立派なホテル。お部屋もアップグレードしてくれたけれども、普段の私ならニコニコもするのですが、今日ばかりは息も絶え絶えでどうでもよろし。

ベッドに横になるだけでも最大限の苦痛を伴い、起き上がることなど無理。

翌朝。。。さらに痛みが増して朝食はパス。ホール練習のために行かねば。メイクも無理。コンタクトレンズも無理。カートを引きずりホール到着。

写真とはまったく異次元の物体が現れて仰天されたでしょうに、主催の馬場ちあき先生はじめスタッフのみなさんは、そんな私を驚きもせず温かく迎えて下さったのでした。

「今日はね、整形外科の先生が聴きにいらっしゃるはずだから、連絡してみましょう。」

あぁ、天の声。

そして私は救われたのでした。整形外科の中川先生は、すぐにバンドとロキソニンなど携えてみえ、鎮痛剤を飲むや、みるみる痛みが楽になってピアノもさして弾くのに苦痛がなくなりました。

なんて幸運だったのでしょうか。

おかげさまでショパンとスクリアビンのトークコンサート、無事に演奏したのでした。

ステーション代表の馬場先生のご人徳か、スタッフ全員の心持が自然体で、しかも礼儀正しく温かく、数多いステーションの中にあって特別なステーションです。

心からのお礼をお伝えしたいと思います。

帰京してから近所の整形外科を受診しました。

「第9、第10肋骨のひび割れ骨折ですね。」

あぁ思った通り。。

「まぁだいたい一か月で骨がくっつくでしょう。それまでは鎮痛剤とベルトで耐えて下さい。他にできることはないですから。」

はい、先生。

それを聞いて症状がわかったせいか、安心して痛みも不思議と和らいできました。