神々しいばかりのこのご本を見よ!

これぞショパンの手紙集。パリ時代上巻、1831年〜35年です。

ショパンが21歳から25歳にかけての頃。

パリに出て上昇気流に乗って舞い上がり、最も華やかなりし青年ショパンとその周辺のやり取りがここにあります。

リストと一緒にエチュードについてを友人のフェルディナント・ヒラーに宛てて書いてる手紙、当時の大ピアニストのカルクブレンナーに3年間の弟子入りを勧められて、ワルシャワの家族に相談する手紙もあって、それらは読むだけで心踊るものです。

一方、翻訳は関口時正大先生で極めて正確なだけに、そのシチュエーションにいてこそわかるのかな、という意味難解な部分もあります。

たった一行の手紙文に対して100倍もの注釈も付いているけれど、それでも解読に窮する文章もあります。

そりゃま、ショパンからしてみれば、なんで私たちなどに読まれなければならんのだ:(ピキッ!

と、とてもお怒りでしょうね。

楽譜や楽書が高いのは仕方ないのだとわかっていますが、このご本はお値段も神々しく2万円もするのです。謹呈はほとんどウソで、実は特別割引があっただけ。でも必要なのですから。

関口先生曰く、「祥子さんほど使ってる人は他にいないかもしれませんね。」そうよそうよ。

ショパンの手紙を読みながら〜のコンサートにも役立てることにしましょう!

楠原祥子