14日(水)からショパン国際コンクールは第3次予選が始まりました。20名が進出しています。

国別の内訳をみると以下のようになっています。

ポーランド、韓国、アメリカ 各3名

ロシア、カナダ 各2名

イタリア・クロアチア・チェコ・ラトビア・ウクライナ・中国・日本 各1名

 

♪Galina Chistiakova ガリーナ・チスチャコヴァ

14日(水)10時からの演奏で、私は寝坊して間に合わなくなりテレビで見ました。

♪Seong-Jin Cho チョ・ソンジン

会心の出来!といえる演奏でしょう。完璧な美意識。均衡のとれた構成。デナミークの幅の大きさ。にくいほど上手い隠し味を利かせる。豊富で最高の趣味のアイデア。24の前奏曲を弾き切った最後の音で震えが走りました。

♪Chi Ho Han チ・ホ・ハン

ほとんどチョと同じプログラムだったことで、どうしても比べてしまうことになります。そうなると、もちろん充分に上手いのに分が悪いと言わざるを得ないでしょう。。

♪Aljosa Jurinic アリョサ・ユリニチ

シューマンコンクールですでに優勝しているユリニチ。稲生さんからも「注目!」と聞いていましたが、正直なところショパンに向いてるとは言えないのでは?彼の場合、演奏を暗示する動作が先にこない。動作は、弾いた音をイラストするかのように後にくる。そのせいで動きが無駄に見えてしまうのです。

木枯らしのエチュードなど、音にキレもあり鮮やかに弾き切る。それでも古きよき時代のエチュードを聴いたような、いにしえの時代の美を感じた。

Su Yeon Kim ス・イエオン・キム

パステルカラーの演奏というのでしょうか。音のクリアさに欠け、バランスの悪さを感じます。またアイデアも乏しく、ソナタ第3番1楽章の第1テーマは、提示部でも再現部でもまったく変化がない。これはいかなるものか。

♪Dinara Klinton ディナラ・クリントン

ディープパープルのラメドレスで登場。なんともデリケートでガラス細工のようなマズルカ作品30。かと思えば、ソナタ第2番では、重量級の戦車が他を押しのけて前進するような、ぎっしりつまったぐ厚さもありました。作品25のエチュードは、25-8の6度のエチュードは危うい、25-10オクターブは速過ぎて拍にはまっていない。混乱を感じさせる。

♪Aimi Kobayashi 小林愛美

第2次予選をネット配信で聴いた時、??と思ったけれども、さすがに底力を発揮してくれました。特に最後に弾いたスケルツォ第1番は聴きごたえがありました。