3月21日(月祝)はロシア奏法によるピアノ教本「はじめの一歩」の公開レッスンの日。

まりちゃん(年中)が初めて公開レッスンを受けました!

千葉県文化会館小ホールで、まず曲尾雅子先生による講座を午前中に聴講して、午後から須田美穂先生による公開レッスン。ロシアに親しむ半日でした。

曲尾先生の講座は、教本を使った具体的な指導法に加えて、Gネイガウスのこと、ロシアの風習などにも触れて下さり、いくらでもお聞きしていたい気持ちでした。

「みなさん、ステージのピアノのそばに行ったり、客席の中をあちこち移動して、ピアノの音がどこだとどのように聴こえるかを体験なさってください。どうぞ!どうぞ!」と勧めて下さって、みんなあちこちに移動。ステージでこう弾くと、客席でこう響く・・・ということがわかります。

ロシア奏法ってなんですか・・・?

ロシアのピアノ教育が優れていることは、すごいピアニストが次々現れることで証明されていますので、系統だった教本をきっと誰もが待ち望んでいたと思います。1年ほど前に音楽之友社からこのシリーズ4冊が出版され、飛びついた方々も多いと思うのですが、私もその一人!

『音の探求』ゲインリヒ・ネイガウスの言葉

ロシア奏法の行き着くところは、ピアノの音の可能性を、音の森の中でさがし求めることでしょうか。

ピアノ導入教材はそれはそれは数多くて、Miyoshiピアノメソード、トンプソン、ラーニングトゥプレイなどを年齢によって使い分けているのですが、最初にピアノに触れるチビちゃんたちにとって、進みが早すぎる教材がけっこう多いと感じていたのです。

この「はじめの一歩」1巻は、去年の春に偶然ヤマハ銀座店で見つけた時に、ページをめくってみて着実な歩みができそうだなぁ・・と思えてすぐに買いました。

それに・・・

表紙の絵の素朴さにうっとり~。私が知っているポーランドの森の世界に入り込み、ヤマハ銀座店の周囲の楽譜が木々に思えてきたのでした。リスくん親子が森の中でアップライトピアノを弾いていて、しかも、座っているイスは・・なんと紅い傘のキノコです! な~んてかわいらしい・・・

そして内容は・・・

3の指から入る、というのもチビちゃんにとってとても楽です。また鍵盤のうんと高~いとところ、うんと低~いところ、ド以外の音にもはじめから親しむ。すでに導入から、音楽の広がりや想像力を伸ばし、音の色のパレットを増やす助けになりそうです。

まずノンレガートで。レガートは後から。これも導入期のチビちゃんに無理なくできます。ロシア奏法まりちゃん斜め前

さて、公開レッスン・・・今度は須田美穂先生が講師です。

まりちゃんはまだ年中なのですべてが初めての体験です。まず私との連弾で2巻100番「大きなシカ」。無邪気に元気よく弾きました。それにまりちゃんはどこか凛としていて、一本筋が通っているような強さがあります!

しかし・・・

スタカートにも音楽がある。同じ音が二つの連打は、たまたま音が同じというだけで、質感は当然ちがうもの。それがこのロシア奏法では徹底されてロシア奏法まりちゃん横からいるのですね。私のセコンドもバランスが今一つでした。

3巻「人形」。う~ん、この小さな曲は、譜は一見簡単そうですけど、いえいえ、奥が深いです。短調だし、ノスタルジー感あふれるし。

でも須田先生は忍耐を持って導いて下さる。そしてご自分の手の上にのせて感触をつかませる。そうするとまりちゃんの身体に須田先生の音楽がのりうつるのですね。そうかぁ、こうやって身についていくものなのね!と納得。

応援団の真央ちゃんと京子ちゃん!

応援団の真央ちゃんと京子ちゃん!

手の内側の付け根に張りを持たせて支える。よくさらっている人の手をみると、すごく発達している部分です。脱力脱力と言うけど、だら~んではピアノは弾けないことも事実。鉛筆を指にはさむと、自然にここに張りが出るのですね。

今日はなんて貴重な一日だったことか・・・本当に受講してよかったです!

そもそも・・・

私の生活には幼少の時代からロシアがありました。満州に住んでいたことがある祖父母のロシア料理は本場仕込み。祖母は毎年秋も深まる頃にロシア漬けを仕込み、つまりそれはポーランドやロシアのキャベツ樽漬けのアレンジ版でした。「食べてごらんなさい。ロシア漬け、今年は美味しいから。」と、毎年冬になると天塩にかけたキャベツを愛おしそうに、しゃれた器にもって食べさせてくれた祖母。それほど醗酵はしていない浅漬けで、いくらでも食べられて、いつも楽しみでした!

かたや祖父は、クワスという飲み物にはまって、ホームメイドクワスなるものを作っていました。こちらは 小麦粉を醗酵させる飲み物だと思いますが、少しも美味しくなかったです・・・。でも、最近ポーランドで売っているクワスはとても美味。食事の時にうってつけです。

そのようなわけで・・・

音楽以外にもこんなバックグラウンドがあって、ロシアの奏法に魅かれています。